ある画家の話 [諸行無常]
私が小学校5年生ぐらいの頃
新聞に短編小説が掲載されていました
とある画家の話です
その画家はたくさんのレッサンを描き
気に入らないものは丸めてゴミ箱へ
それを見た弟子
「先生 なんてもったいないことをするのですか
先生の作品なら
少なくとも100万で売れますよ」
画家は
そう言われてもなお
気に入らない作品は破いてゴミ箱へ捨てることをやめません
「もったいないなぁ
高く売れるのに
なぜ捨てちゃうんだろう」
と私が父に尋ねると
父は考えてみるように言いました
やっぱりもったいないと思う私
答えはもらえず
もやもや感がいっぱい
あるとき ふと
財産と言うのは
100万で売れる絵じゃなくて
そうした絵を
いつでも好きな時に描き続けられる腕じゃないかと
気付いたものです
絵は盗まれることもある
盗まれて自分のものじゃなくなるようなものは
ほんとの財産とは言えないんじゃないかなと
思ったものでした
誰にも盗まれない翼 持ってるから
身 一つでいいんだよね
人間各自、価値判断・基準が違います。
自分の気に入らないモノは世に出さない、これがほんとの「芸術家」でしょうね。
そうでない人は、ただの「タレント」
by Baldhead1010 (2020-09-06 05:08)
ゴミ箱から拾い出してとっておく人はいなかったのかな^^。
by 斗夢 (2020-09-06 05:26)
絵に限らず、写真も音楽も該当するものがいっぱいありそうですね。
by ヤマカゼ (2020-09-06 06:59)
たしかに・・・そうですね。絵ではなく描ける人の方にこそ価値あり。
by yukimin1119 (2020-09-06 13:56)
深いね。゚☆,。・:*:・
by yuppie (2020-09-06 22:18)
鳥みたく人間も身ひとつで....としたいですが、お金を持たねばならないし、四季の着る物、毎日の食べる物、雨風を防ぐ建物、それらを長い間置くことが出来る土地等々...。人間は辛い、困った生き物です(>_<)
by yokomi (2020-09-08 01:12)
写真がみないいですね!
「身一つでいい」いいですねぇ!
by momotaro (2020-09-18 02:13)