mRNAワクチン

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　新型コロナウイルスには、表面にトゲトゲの構造（スパイクタンパク質）が存在します。ウイルスは、このスパイクタンパク質をヒトの細胞に接着させて侵入してくることがわかっています。



　そのため、このスパイクタンパク質を分析すれば、新型コロナウイルスを攻略できるのではないかと考えられてきました。
　スパイクタンパク質をコードする遺伝子を人工的に作り、それを人工の膜で包んで注射しようという発想となったわけです。この人工膜はヒトの細胞膜と似ています。



　この物質ポリエチレングリコールは、アレルギー反応を起こすことがわかってきています。アメリカでは、出血が止まらなくなる血小板減少症という副作用が報告されています。
　


　注射された後、この微粒子は、血流に乗って血管の中を流れていきますが、血管の内側の内皮細胞に接触します。
　そして、中味だけが細胞内に入ります。人工のスパイクタンパク質をコードする遺伝子、メッセンジャー RNAです。



　これが細胞内で、情報が解読され、タンパク質が合成されます。コロナウイルスのスパイクタンパク質が合成されるのです。
　そして、免疫細胞がこのスパイクタンパク質を見つけて、これを異物と見なし、免疫反応を起こします。その結果できるのが「抗体」です。



　本来、このメッセンジャー RNA は、これで役目を終えて、数分から、せいぜい 10時間程度で分解されることが知られています。ですが、ファイザー社とモデルナ社のコロナワクチンの RNA は「分解されない」ように改変されています。抗体は約3ヶ月でほぼなくなってしまうので、3ヶ月ごとにワクチン接種が必要にならないために。



　ですが、もしこの人工遺伝子が半永久的に残るのだとしたら…それはそれで不気味です。自己の細胞を自己の免疫細胞が攻撃する自己免疫疾患が起きてしまいかねません。



　このワクチンの原理を発明したふたりの研究者には、莫大な特許料の支払いが約束されているそうです。

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コメント 11

医療のこと、お詳しいのですね
分かりやすかったです
by たぃ (2021-06-20 11:29) 

分かりやすい解説ありがとうございます。
これだけのワクチンを研究開発には
膨大な時間と費用が掛かるので
特許に関しても特許権には
多額のお金が支払われるのでしょう。
by 猫またぎ (2021-06-20 14:26) 

そうはいっても・・・わたしはワクチン接種の機会が自分に来れば受けたいです。
by yukimin1119 (2021-06-20 15:42) 

今年は国費で賄いますが、来年以降は各自、医療費を払ってくださいね＾＾
by Baldhead1010 (2021-06-20 16:02) 

特許までいきつく方はほんのわずかなんでしょう、きっと。
ワクチン頼みですから…仕方なしか。
by 夏炉冬扇 (2021-06-20 18:35) 

初めて聞きました。でも理解できません^^。
by 斗夢 (2021-06-20 19:14) 

こんばんは！
難しいですが、少しわかりました（"＾ω＾）・・・

by Take-Zee (2021-06-20 20:29) 

緊急時とはいえ超短期間で開発されたワクチンを膨大な人数に短期間で接種するのですからちょっと怖い話ですよね
道のリスクを回避するためにある程度ワクチンを打たないという人もいてくれた方がいいのかもしれません。
by 青い森のヨッチン (2021-06-20 21:11) 

ワクチンのこと少し理解できました。この前TVでも解説していたのですが聞くだけではよくわかりませんでした。
by JUNKO (2021-06-20 21:15) 

興味深いお話ですがすでに2回接種を受けた身としては今後の経緯を見るしかないですね。　なお、この種のお話をされる場合はその情報の出自（論文など）を教えていただきたく思います。　読んでも分からないとは思いますが将来へ備えて勉強したく思いますので。
by まいく (2021-06-20 23:41) 

皆様　コメントありがとうございます。
新潟大学名誉教授　岡田正彦氏の説明を、自分なりにまとめてみました。
参考になれば、何よりです。
by mayu (2021-06-21 08:33)