尊属殺人 [諸行無常]
1973年まで
日本には尊属殺人という制度がありました
敬うべき親を殺したら死刑もしくは終身刑しかないという制度です
廃止のきっかけになったのは
ある女性の起こした事件
彼女は14歳の時から実父に近親相姦の関係を強いられ
父親との子どもを5人も出産
他にも中絶回数は多数・・・
周囲は誰も彼女の窮地を救えず
彼女は思いつめ
犯行に至ります
「親とは何か」を問われている事件のように思います
遺伝子の提供者だから
子供から搾取する権利がある
加害父の言い分でしょう
子供を養育してこその親ではないでしょうか
子供に愛情を注ぐ能力を維持し続ける者だけが
親と呼ばれる資格があると思います
働きもせず、家庭の中で荒れ
未成年の子供に
死んでほしいと願われる親は
親とは呼べません
実際 この事件は
未成年を監禁し
暴行し続けた傷害事件に他なりません
愛する能力のない者も
遺伝子の提供者にはなれます